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2年ぶりに搬出へ 島根原発の放射性廃棄物 中電

 島根県は31日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の2015年度の核燃料と放射性物質の輸送計画を発表し、金属類やプラスチック類などの低レベル放射性廃棄物を2年ぶりに敷地から搬出するとした。

 中電、県、市の3者による安全協定に基づき、中電から報告を受けた。低レベル放射性廃棄物は、200リットルドラム缶で1240本分。9月、日本原燃低レベル放射性廃棄物埋設センター(青森県六ケ所村)に運ぶ。前回は13年6月、608本を同センターに運んでいる。

 使用済み核燃料の輸送計画は計画なしとし、新燃料の搬入は計画なしとした。

 1~3号機の運転計画も発表。中電が廃炉を決めた1号機のほか、2、3号機の稼働時期については未定としている。(川井直哉)

(2015年4月1日朝刊掲載)

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