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平和希求する教養人育成を 広島大 越智新学長が就任

 広島大(東広島市)の越智光夫新学長(62)の就任式が2日、東広島キャンパスであった。越智学長は、同大が目指すべき方向性として「平和を希求する国際的教養人の育成」を掲げ、教職員が一体となって取り組むよう訴えた。

 法人本部棟に集まった約190人を前に、「140年余りの歴史、教養教育の伝統、世界最初の被爆地という地域性を精神的な柱に据え、教育研究に取り組む」と強調。「100年後にも世界で光り輝く大学の一つであるよう、教職員、学生と力を合わせたい」とし、国際化や研究力強化に力を入れる決意を述べた。

 第12代学長となる越智学長は1日付で就任し、任期は4年。広島大病院長などを歴任し、3月末まで大学院医歯薬保健学研究院教授、広島市東区二葉の里に県や広島大病院などが開設する高精度放射線治療センター担当の学長特命補佐を務めた。(新本恭子)

(2015年4月3日朝刊掲載)

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