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低空飛行訓練中止 米への要請求める 国に広島県

■記者 村田拓也

 広島県は1日、米軍機の低空飛行訓練の中止を米国に求めるよう外務、防衛両省に要請した。県国際課の前田恭正課長が両省を訪れ、松本剛明外相、北沢俊美防衛相宛ての要請書を提出した。

 要請書では「実態が不明なまま訓練が繰り返され、激しい騒音被害が平穏な生活を乱している」と強調。県民が生活する地域での訓練中止を米軍などの関係機関に申し入れるよう求めている。

 県のまとめでは、2010年度に県内で目撃された米軍機とみられる低空飛行は延べ1479件に上り、調査を始めた1997年度以降、最多だった。

(2011年6月2日朝刊掲載)

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