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地震と放射線 専門家が解説 中区でセミナー

■記者 山本賢二朗

 地震と放射線をテーマにした市民セミナーが5日、広島市中区の市こども文化科学館であった。広島大大学院理学研究科の主催。約130人が東日本大震災と福島原発事故の影響などを学んだ。

 同大学院の教授たち4人が講演した。高橋徹准教授(高エネルギー物理学)は放射線について、「日常生活やエックス線撮影でも浴びている」などと、身近に存在していると話した。

 井出博教授(遺伝子化学)は、被曝(ひばく)量が少なくても白血病などを発症するケースがあると説明。福島第1原発事故について「過剰に恐れることはないが、放射線による影響に関心を持ってほしい」と呼び掛けた。

(2011年6月6日朝刊掲載)

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