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原爆病院に「幸せの花」 全日空乗務員 スズラン寄贈

■記者 山本賢二朗

 全日空の客室乗務員2人が6日、広島市中区の広島赤十字・原爆病院を訪れ、北海道産のスズランの鉢植え2鉢を贈った。入院患者には、スズランの押し花をあしらったしおり300枚を届けた。

 広島市出身の田中麻衣さん(27)と小園夏海さん(23)が、患者の代表に鉢植え2鉢をプレゼント。2人は病室を回り、「幸せの花をお届けします」などと書かれた青いしおりを笑顔で患者に手渡した。

 全日空は毎年この時期にスズランを寄贈しており、56回目。しおりを受け取った安佐南区川内の下桶(しもおけ)四郎さん(86)は「気持ちがうれしい」と喜んでいた。

(2011年6月7日朝刊掲載)

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