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在北米被爆者健診 第1陣を派遣 広島県医師会

■和田木健史

 広島県医師会は7日、6月と7月の2回に分けて在北米被爆者健診団を派遣すると発表した。隔年で派遣し、今回で18回目。

 第1陣は今月15~29日、ロサンゼルス市とホノルル市を、第2陣は7月13~27日、サンフランシスコ市とシアトル市を訪ねる。がん検診や血液検査、問診などをする。394人が受診した前回並みの約400人の受診を見込んでいる。

 総団長として第1陣に加わる碓井静照会長たちは7日、湯崎英彦知事を訪問。県医師会と交流があるロサンゼルス市の病院などから寄せられた東日本大震災の義援金約200万円の目録を手渡した。記者会見した碓井会長は「高齢化で被爆者の健康不安は増している。心を込めて健診したい」と語った。

(2011年6月8日朝刊掲載)

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