×

ニュース

原爆ドームを忠実に再現 東広島の三永小児童が完成 ブロック玩具2000個使用

 東広島市の三永小の5年生5人が、ブロック玩具で原爆ドームを作った。東京大レゴ部の学生の協力も得て、約1カ月かけて完成させた。

 約80センチ四方の土台に高さ約25センチのドームを組み立てた。らせん階段やむき出しになった鉄骨など細かい部分も表現。ことしは被爆70年の節目に当たることから「70th HIROSHIMA」の文字も土台に埋め込んだ。全部で約2千個のブロックを使った。

 道岡咲翔(さきと)君(10)が発案し、青少年育成県民会議の夢配達人プロジェクトに採用された。昨年11月に東京大を訪れレゴ部の作品を見学、設計などで協力を依頼した。

 同級生4人と一緒に組み立て、3月中旬にレゴ部の2人に来てもらい、助言を受けて仕上げた。

 道岡君は「壁が吹き飛んだ様子も表現できた。原爆の威力を考えてほしい」と話していた。同小は校内に展示し、地域に披露する機会も設けたいという。(森岡恭子)

(2015年4月11日朝刊掲載)

年別アーカイブ