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集団的自衛権訴訟 広島地裁が却下

 安倍政権が昨年7月に集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更を閣議決定したのは違憲として、倉敷市の無職景山輝久さん(74)が国に閣議決定の無効などを求めた訴訟の判決が14日にあり、広島地裁は「訴えは不適法」として請求を却下した。

 梅本圭一郎裁判長(小西洋裁判長代読)は「訴えは原告に関する具体的な紛争の審判を求めるものではなく、法律上の争訟に当たらない」と指摘。「訴えは不適法」と判断した。

 景山さんは昨年7月、岡山地裁に提訴。同地裁は9月、広島地裁に移送する決定をしていた。景山さんは控訴を検討するという。

(2015年4月15日朝刊掲載)

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