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　日本原水協は１５日、国会内で集会を開き、２７日に開幕する核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議に向けて集めた約４２６万人分の署名の目録を作成した。会場となる米ニューヨークの国連本部近くの広場でタウス・フェルキ議長に手渡す。

　高草木博代表理事が「市民社会から核兵器禁止条約への機運を高め、被爆７０年を核兵器廃絶に向けた転換点にしよう」と呼び掛けた。目録の作成には共産党の大平喜信氏（比例中国）たち国会議員１２人が立ち会った。

　署名は当初、全て船便で現地に送る計画だったが、米国内で起きた港湾労働者のストライキの影響で再検討会議の開幕に間に合わないことが判明。署名を積み上げた写真とともに目録を提出することにした。また、原水協が派遣する約千人の代表団が可能な限り持参し、広場に積み上げる予定でいる。

（２０１５年４月１６日朝刊掲載）