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平和神社大祭 戦没者を慰霊 庄原

 広島県庄原市中心部出身の戦没者222人を慰霊する平和神社春季大祭が15日、同神社がある庄原市東本町の丑寅(うしとら)神社であった。

 庄原地区遺族会の片岡勝郎会長(78)たち遺族や戦友約30人が出席した。池田怜(さとし)宮司(70)が祝詞を上げ、全員で玉串をささげた。

 平和神社の井沢聖昭総代長(77)は、高齢化による出席者の減少で後継者づくりが急務になっている現状を報告。「戦後70年にわたる平和を感謝し、一人でも多くの参拝を」と呼び掛けた。

 平和神社は、明治期以降の旧庄原町の戦没者を慰霊するため、遺族や戦友が戦後間もなく同市中心部に建立したという。50年前、現在地に移転し、毎年4月15日に大祭を開いている。(伊東雅之)

(2015年4月16日朝刊掲載)

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