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「脱原発」全国で 広島など 集会やパレード

■記者 衣川圭

 福島第1原発事故の発生から3カ月となった11日、「6・11脱原発100万人アクション」が、広島市や東京都内など全国各地で開かれた。集会やパレードで「原発とは共存できない」と訴えた。

 広島市中区では、原爆ドームを発着点にしたパレードがあり、約300人が参加。「原発のない未来を」などと書いた看板を掲げ、本通り商店街など約2キロを歩いた。

 パレード前の集会では、福島県から広島県などに避難した人たちが「福島は土地や空気が汚染され、子どもが危機にさらされている」と強調した。

 東京都港区の芝公園には首都圏の反核団体や労組のメンバー約6千人が集合。原水禁国民会議の藤本泰成事務局長は、ドイツ政府の原発停止の閣議決定を引き合いに「私たちの政府は何をしているのか。日本でも脱原発を」と呼び掛けた。

 中国地方では、福山市や山口市、島根原発のある松江市などでもパレードや署名活動が繰り広げられた。

(2011年6月12日朝刊掲載)

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