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レイノルズさんの思い刻む 平和公園の記念碑除幕

■記者 渡部公揮

 米国の平和活動家で広島市の特別名誉市民、故バーバラ・レイノルズさん(1915~90年)の誕生日に合わせて12日、広島市中区の平和記念公園南の緑地帯で記念碑の除幕式があった。

 松井一実市長や秋葉忠利前市長たち約100人が出席。レイノルズさんが創設したワールド・フレンドシップ・センター(西区)の森下弘理事長(80)たちが除幕した。

 長女ジェシカ・レンショウさん(67)=米国カリフォルニア州=も参列。「母は被爆者のメッセージを世界に広げようとした。これからは私たちが次の世代に伝えていく」と誓った。

 碑は、高さ約130センチ、幅約100センチ、厚さ約40センチの黒御影石製。被爆者支援に力を注ぎ苦しみを分かち合おうとしたレイノルズさんの言葉「私もまた被爆者です」を日英両語で刻んだ。

(2011年6月14日朝刊掲載)

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