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「平和への誓い」2人選ぶ 西区でピースサミット

■記者 教蓮孝匡

 広島市の小学6年生が平和への思いを発表する「こどもピースサミット」(市教委主催)が12日、西区民文化センターであった。大賞に選ばれた2人は、8月6日の平和記念式典で「平和への誓い」を読み上げる。

 過去16回で最多の1万66点の応募作文が寄せられ、事前審査を通過した児童20人が出場した。1人5分間で核兵器廃絶への誓いや東日本大震災の被災者への思いを語った。

 大賞に選ばれた三篠小の福原真拓(まさひろ)君(11)は、校庭の被爆クスノキを紹介し「広島も立派に復興したと被災者に伝えたい」と話した。己斐小の藤田菜乃歌(なのか)さん(11)は戦争を知る人たちが減っていくとして「広島の私たちが平和の大切さを伝えなければいけない」と訴えた。

 発表した20人は25日に、原爆資料館に集まり「平和への誓い」の文案を考える。

(2011年6月14日朝刊掲載)

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