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入院被爆者にササユリ 原爆病院で安芸太田の児童

■記者 野田華奈子

 安芸太田町の上殿小の5、6年生7人が13日、広島市中区の広島赤十字・原爆病院を訪れ、入院中の被爆者に地元のササユリを贈った。

 児童は、学校近くの山で摘み取ったササユリに、地元の住民が育てたバラやヒマワリをあしらった生け花を持参。「早く元気になってください」と声を掛け、被爆者16人に手渡した。平和を祈る歌やリコーダーの演奏も披露した。短期入院している安芸区の灘本辰治さん(82)は「平和を願う気持ちが伝わり、うれしい」と喜んだ。

 同小の児童は1951年から毎年、「山ゆり訪問」をしており、今年で61回目となった。

(2011年6月14日朝刊掲載)

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