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平和発信 2高校生意欲 ユニタール 青少年大使に任命 広島

 紛争後の復興や国際的な安全保障を担う人材の研修に当たる国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所(広島市中区)は20日、2015年度のユニタール青少年大使に、国泰寺高2年佐々木香奈栄さん(17)と、広島女学院高2年守下綾乃さん(16)を選んだ。

 広島市中区の広島商工会議所で同日あった任命式で、任命証を受け取った佐々木さんは「被爆70年のことし、大使になった自覚を持って平和のメッセージを発信したい」との意欲を発表。守下さんは「世界の人と協力し、考えるだけでなく行動することで訴え続ける」と抱負を語った。

 青少年大使は、被爆地で、平和外交を担う人材を養成することを目的に、11年度から毎年2人を任命している。任期は1年で、外務省や国連機関を訪れて研修を受けたり、ユニタールの関連イベントなどで平和への思いを発表したりする。佐々木さんと守下さんは、応募した県内の高校13校計18人から、作文と面接の審査で選ばれた。(有岡英俊)

(2015年4月21日朝刊掲載)

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