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折り鶴 映像でアート 市立大と生協ひろしま 家庭からの作品募る

■記者 赤江裕紀

 広島市立大芸術学部(安佐南区)の学生と教員が、生協ひろしま(廿日市市)と映像アートの共同制作を進めている。家庭から平和の取り組みを広げようと、「オリヅル・プロジェクション」と題し、作品の材料となる映像を公募している。

 デザイン工芸学科視覚造形分野の2年生13人と教員3人。生協組合員や市民から、折り鶴と一緒に大切な物を写した動画や写真、メッセージ文を提供してもらい、学生たちが一つの映像にする。

 作品は、8月5日に広島市中区である日本生活協同組合連合会の行事で披露する。

 生協ひろしまが「平和について家庭で考える機会をつくれないか」と折り鶴のアートづくりを大学に持ち掛けた。意見交換の結果、映像作品となり、コンセプトは「築く」。卵形の立体内部に投映するという。

 学生リーダーの原望美さん(19)は「戦争を知らない私たちの視点で、平和を表現したい」と話す。映像は17日まで、郵送かメールで募る。〒739―0495廿日市市大野原1の2の10、生協ひろしま大野事務所組合員活動グループ、hcoop@mail.hiroshima.coop 同グループTel0829(50)0351。

(2011年6月14日朝刊掲載)

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