×

ニュース

核兵器廃絶 NYで訴え 現地派遣の2人 笠岡市長に抱負

 米ニューヨークの国連本部で27日に開幕する核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせて、現地に派遣される代表団に参加する県原爆被爆者会の土屋圭示会長(86)=笠岡市富岡=と、県原水協の樋之津倫子さん(66)=同市生江浜=を激励する会が20日、市役所であった。三島紀元市長が核兵器廃絶と恒久平和の実現を願うメッセージを託した。(谷本和久)

 土屋さんは日本被団協代表団の一員として24日~5月1日に現地を訪問。会議が開かれる27日に国連本部ロビーである原爆展で、証言者として被爆体験を語る。29日は小学校で、子どもたちに原爆の恐ろしさを伝える。

 樋之津さんは、25日~5月2日に訪れる日本原水協代表団に参加する。核兵器全面禁止を求める約460万人分の署名を同会議議長に渡す。

 20日、2人は市役所で抱負を述べた。三島市長は「被爆70年の節目にニューヨークで核廃絶を訴えるのは意義深い」。土屋さんと樋之津さんは「平和の機運が高まるよう市民に訴えたい」と話した。

(2015年4月21日朝刊掲載)

年別アーカイブ