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高校生 核ゼロ訴えへ NPT会議前 福山市長に決意

 米ニューヨークで27日に始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせ、現地を訪れる福山市の盈進高3年坂本知彦さん(17)と1年作原愛理さん(15)が20日、福山市役所を訪れ、羽田皓市長に意気込みを語った。

 2人は、広島平和文化センターからの派遣で26日から8日間、県内と沖縄県の高校生計8人とともに訪れる。広島で被爆した人や、福山空襲を体験した人の苦悩、真珠湾攻撃などの旧日本軍の加害について、国連本部で発表する。米国の高校生とも交流する。

 作原さんは「誰にも同じ思いをさせたくないという被爆者の思いを、核保有国に伝えたい」。坂本さんは「国連で見て感じたことを、帰国後に多くの人に広めたい」と話した。羽田市長は「日本、福山、広島の心を伝えてほしい」と激励した。(小林可奈)

(2015年4月21日朝刊掲載)

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