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ドーム周辺の在り方議論を 松井広島市長

 広島市中区の船上飲食店、かき船「かなわ」の移転計画に絡み、松井一実市長は20日の記者会見で、今後のドーム周辺のまちづくりの在り方について検討が必要との認識を示した。

 現在地も移転先も世界遺産のバファーゾーン(緩衝地帯)。建物の色や形については市景観計画などで規制がある。

 松井市長はしかし、移転先上流の護岸に桟橋やオープンカフェがある点に触れ「慰霊鎮魂の静けさと、来訪者のにぎわいの場の確保を調整する手法などが明確に書いていない」と問題視。「ドーム周辺のまちづくりをトータルに整理して議論した方がいい。話をする場をつくってもいい」と述べた。

(2015年4月21日朝刊掲載)

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