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島根原発2号機 免震重要棟見学 2県6市担当者

 島根県は20日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)で鳥取県と原発30キロ圏内の両県6市の原子力・防災担当者を対象に見学会を開いた。再稼働に向け国の新規制基準への適合性審査を受けている2号機や、免震重要棟内を回った。

 出雲市や境港市から25人が参加。2号機の燃料プールでは、中電担当者から核燃料の保管状況や安全対策について説明を受けた=写真。昨年10月に完成した免震重要棟では、事故時に指示を出す緊急時対策本部を見学した。

 鳥取県環境・循環推進課の福田拓さん(44)は「内部の構造を知り緊急時の判断に役立てたい」と話した。見学会は自治体職員に原発の現状を理解してもらうため3年前から開いている。

(2015年4月21日朝刊掲載)

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