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「脱原発」署名スタート 著名文化人ら呼び掛け 1000万人を目指す

■記者 岡田浩平

 福島第1原発の事故を受け、著名な文化人らが15日、「脱原発」とエネルギー政策の転換を国に求める署名活動を始めた。事故発生から1年となる来年3月までに1千万人を目標に集め、政府と国会に提出する。

 「原発にさようなら1000万人署名」と題し、原発の新設・増設の中止や既存原発の計画的廃炉、省エネ、自然エネルギー中心の政策への転換などを掲げる。呼び掛け人は作家の大江健三郎さんや瀬戸内寂聴さん、音楽家の坂本龍一さんら8人。原水禁国民会議など3団体の実行委員会が事務局を務める。

 この日、東京都内で記者会見した呼び掛け人の1人、ルポライターの鎌田慧さんは「いろいろな地域で脱原発のうねりが出ており、若い人たちに積極的に呼び掛けたい」と話した。9月19日には都内の明治公園で5万人規模の集会を計画している。

(2011年6月16日朝刊掲載)

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