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反核活動 広島も連帯 県原水協が集会 NPT会議前に

 NPT再検討会議の開幕を前に、広島県原水協は26日、広島市中区の平和記念公園で集会を開いた。米ニューヨーク市街の行進などNGOによる大規模な反核行動と連動。被爆地ヒロシマから核兵器の非人道性を訴えた。

 原爆慰霊碑の前に28人が集まった。県被団協(大越和郎理事長代行)の吉岡幸雄副理事長(85)はあいさつで「草の根の運動で会議の前進を少しでも後押ししたい」と力を込めた。

 市民団体の核兵器なくそう広島青年実行委員会の弘中孝江委員長(29)は「すべての政府代表が核兵器禁止条約の交渉開始に合意するよう求める」とする宣言文を読み上げた。米国やロシアなど核兵器保有国の駐日大使館や安倍晋三首相に送る。

 集会後には、観光客たちでにぎわう元安橋で、核兵器全面禁止を訴える署名を募った。NPT再検討会議に合わせ、県原水協からは30人が渡米している。(川上裕)

(2015年4月27日朝刊掲載)

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