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脱原発訴え活動相次ぐ 広島県原水禁など

 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故から29年となった26日、広島市中区で脱原発を訴える座り込みや街頭活動があった。

 広島県原水禁と県平和運動センターは、原爆慰霊碑前で30分間の座り込みをした。被爆者や労働組合員たち約60人が参加。県原水禁の石岡修常任理事が「原発事故は計り知れない被害を広範囲に及ぼし続ける。核なき世界の実現へ、決意を持って取り組もう」とあいさつし、「核と人類は共存できない」などと書かれた横断幕を掲げた。

 中国電力本社前では、市民団体「上関原発止めよう!広島ネットワーク」が集会を開いた。約30人が「チェルノブイリや福島第1原発事故を忘れたかのような、原発の建設や再稼働への流れを止めよう」と通行人に呼び掛けた。脱原発を掲げた声明文を採択し、全国の電力会社や安倍晋三首相宛てに送った。

(2015年4月27日朝刊掲載)

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