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　平和をテーマに取材・活動している中国新聞ジュニアライターの２人が、ＮＰＴ再検討会議取材のため米ニューヨークを訪れ、２６日、関連取材を始めた。 （ニューヨーク発　二井理江）

　会議の成功を願って集まった人の動きを追おうと、デモ行進出発式が開かれた市中心部の公園へ。高校２年の二井谷栞さん（１６）が、世界平和や核兵器廃絶を訴える広島市の松井一実市長たちのリレースピーチをメモし、高校１年の溝上希さん（１５）が写真を撮影した。

　公園から国連本部近くの広場まで３キロ余りを被爆者らが行進する様子も取材。二井谷さんは「歌ったり踊ったりしながらの行進は楽しそうで前向き」。溝上さんは「沿道の店から人が出てきたり道行く人が一緒に歌ったりしていた。街全体で盛り上げようとしている感じ」と驚いていた。

　中国新聞社が、ＮＰＴ再検討会議取材のためジュニアライターをニューヨークに派遣するのは初めて。２人は５月１日まで取材を続け、平和首長会議主催のユースフォーラムでの活動発表なども予定している。

（２０１５年４月２８日朝刊掲載）