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海自飛行艇事故 原因究明を要請 岩国基地に県と市

 山口県岩国市の海上自衛隊岩国基地の救難飛行艇US2が高知県沖で水没し、5人が軽傷を負った事故を受け、県と市は30日、同基地に原因の早期究明などを申し入れた。

 県と市の担当者が同基地広報室を訪れ、原因の早期究明や安全点検の徹底などを口頭で要請。広報室は「事故調査委員会の調査結果を受け、再発防止に努めたい」などと回答した。

 同基地では21日にも、所属機のMCH―101掃海輸送ヘリコプターが航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)へ飛行中に部品1個を紛失している。

 US2は28日、離着水訓練中に飛び立とうとした際、右翼のエンジン1基が脱落。機首が海中に突っ込んだ。同基地は30日に予定した引き揚げ作業を、天候などのため今月1日以降に延期した。

(2015年5月1日朝刊掲載)

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