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島根原発1号機「運転終了」 原子力館掲示を変更

 中国電力が島根原子力発電所1号機(松江市鹿島町)を電気事業法に基づき4月30日付で廃炉にしたのを受け、近くのPR施設、島根原子力館は1日、館内掲示板の1号機の表示を運転終了に変更した。

 開館30分前の午前8時半、同館の岩成行雄館長(62)が1号機の運転状況を「定期検査中」とするプレートを外し、「運転終了」に差し替えた。廃炉を知らせるため、1日に島根原発30キロ圏内の各戸に配布したチラシも掲示した。

 岩成館長は「長期にわたる廃炉作業への理解を得るため、工程を示す展示スペースの開設も検討したい」と話していた。

 1974年に営業運転を始めた1号機は、原子炉機器の点検不備問題を受け2010年3月に停止。同年11月に定期検査入りしていた。(秋吉正哉)

(2015年5月2日朝刊掲載)

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