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郷土愛 花開く 「ヒロシマ」の願い発信 2015ひろしまフラワーフェスティバル

 9回連続の出場となった「折りづるみこし連」のパレードには、平和への願いを込めた折り鶴形のカラフルなみこし51基が登場。子ども会や大学、企業など21団体の約1150人が担ぎ、沿道を盛り上げた。

 メンバーが手作りしたみこしはいずれも高さ約1・4メートル、担ぎ棒を含めた長さ約2メートル。鉄製の骨組みに張ったピンクや緑色などの和紙に「世界中に平和が訪れますように」「(大地震に見舞われた)ネパールの人々が早く元の生活に戻れますように」などのメッセージが書いてある。

 雨の中、メンバーは「わっしょい」と大きく声を上げて練り歩いた。小学生と一緒に担いだ広島市東区の大学2年井上真子さん(19)は「東日本大震災や広島土砂災害など、近年は天災が多い。一つ一つを忘れずに、支援を続けたい」と決意を新たにしていた。

 みこしはFF最終日の5日夜まで、平和記念公園の原爆慰霊碑前の芝生広場に飾る。(山本乃輔)

(2015年5月4日朝刊掲載)

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