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平和の「夏灯路」今年も 来月末に庚午の住民団体

■記者 渡部公揮

 広島市西区の住民グループ「庚午地区平成会」が7月30日、庚午第一公園で、メッセージ入りの手作り灯籠を並べて平和を祈る「夏灯路(とうろ)」を開く。昨夏、改修された公園内の原爆慰霊碑を知ってもらおうと初開催。予想を超える約千人でにぎわった。「継続し、住民の絆を深めよう」。地域の夏の恒例行事を目指し、準備を進めている。

 庚午中生徒や地区社会福祉協議会のメンバーも参加。約2千個の灯籠に、小中学生や住民たちが平和メッセージを書き込み、午後7時に一斉点火する。庚午中の生徒の演奏などのステージもある。

 発案者の庚午地区平成会の倉田卓治さん(46)は「地域の新しい文化や歴史をつくっていきたい」と構想を膨らませていた。

(2011年6月25日朝刊掲載)

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