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平和大行進が東京出発 第1陣 8月4日広島到着へ

 核兵器のない世界の実現を訴え、全国11コースを歩く「平和大行進」(日本原水協などの実行委員会主催)の第1陣が6日、東京・夢の島を出発した。被爆70年を迎える広島市に歩みを進め、8月4日の到着を目指す。

 夢の島公園の第五福竜丸展示館前であった出発集会には、800人を上回る参加者が出席した。東京の被爆者団体「東友会」の大岩孝平代表理事(82)は「原爆で亡くなった人たちの悔しさ、無念さを背負って生きてきた。この思いを胸に一緒に歩いていただきたい」と呼び掛けた。

 一行は「つなごう被爆者の願い」などと書かれた横断幕を手に出発した。広島まで初めて歩く静岡市の松永洋子さん(65)は「戦争を知らない世代が増える中、行進を通じて平和を願う輪を広げたい」と意気込んだ。

 大行進は58回目。6日は北海道・礼文島から東京に向かう一行も出発した。各地の行進団も順次スタートする。(山本和明)

(2015年5月8日朝刊掲載)

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