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若者対象 初の平和講座 24日スタート 福山 戦後70年 「記憶の風化防ぐ」

 広島県福山市丸之内の市人権平和資料館は24日、若者を対象にした平和学習連続講座「ふくやまピース・ラボ」を始める。戦後70年の節目に若者が主体的に平和について考え、学び、発信する機会を設けようと初めて企画した。

 来年1月中旬までに15回程度開く。参加者は、福山空襲の体験者の証言や、戦時下の暮らしについての話を聞く。市内の戦争遺跡巡りもする。また、学習した内容をウェブサイトなどで発信する。メーンの会場は同館で、主に日曜日に開く。原則無料。市外に出向いて学ぶ場合などは有料になる可能性もある。

 市内に在住か通学している中高生、大学生、専門学校生が対象。定員40人。市内の中学校や公民館などにある所定用紙を同館に郵送するか持参して申し込む。21日必着。

 同館は「若者の意見を反映させながら講座を進めたい。戦争の記憶を風化させないためにもぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。同館Tel084(924)6789。(小林可奈)

(2015年5月12日朝刊掲載)

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