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平和つないで世界一大きな絵 11ヵ国の子どもが15点 広島市中区で展示

 世界11カ国の子どもが描いた5メートル四方の絵など15点が、広島市中区の旧日本銀行広島支店で展示されている。各国で描かれた絵をつなぎ合わせ、平和を表現する「世界一大きな絵2020」プロジェクトの一環。16日まで。無料。

 砂浜で水遊びする子ども、虹の下に咲く花、空に浮かぶ風船や小鳥…。大きな白い布に日本やエジプト、ベラルーシなどの子どもが、思い思いの絵を色鮮やかに描いている。

 東京のNPO法人が05年に始めた企画。今後さらに絵を縫い合わせて縦50メートル、横70メートルの作品にし、被爆70年の催しとして8月10日に中区のグリーンアリーナで披露する。最終的には世界最大の作品に仕上げ、20年に開催される東京五輪の会場で展示する計画という。

 西区のサックス奏者清田朝子さん(36)は「子どもには国も国境も関係ないとあらためて感じた」と話していた。 (鈴中直美)

(2015年5月14日朝刊掲載)

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