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反核の火 23市町へ 中区でリレースタート

■記者 山本賢二朗

 核兵器廃絶を訴える「反核平和の火リレー」が29日、広島市中区の平和記念公園を出発した。県内の全23市町約962キロを約5千人が走り継ぐ。7月22日に同公園でゴールする。労働組合などでつくる県青年女性平和友好祭実行委員会が主催し、今年で30年目。

 原爆投下時刻と同じ午前8時15分、高橋雅也実行委員長(31)たち12人が原爆慰霊碑前をスタートした。初日は安佐北区役所を経由し東区役所までの約48キロを計157人が力走。「平和の灯」から採火したトーチをつないだ。

 第1走者の一人の柴田裕子さん(69)=西区=は「原爆で亡くなられた方々を思いながら走る」と誓っていた。

(2011年6月30日朝刊掲載)

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