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埋め立て免許延長 不許可を申し入れ 反対の連絡会、山口県に 上関原発建設計画

 上関原発計画に反対する「上関原発を建てさせない山口県民連絡会」は15日、中国電力が申請している公有水面埋め立て免許の延長を認めないよう県に申し入れた。

 児童文学作家の那須正幹共同代表(72)たち約40人が山口県庁を訪れ、県商工労働部の末永睦理事に申し入れ書を手渡した。申し入れ書は「福島第1原発事故は収束せず、上関原発の建設計画は不透明のまま。将来の山口県を担う子どもたちのためにも不許可にしてほしい」としている。県側は「中電に求めた6度目の補足説明の回答を踏まえて審査する」と回答。判断時期は未定とした。

 意見交換では連絡会のメンバーから「なぜ中電だけ特別扱いするのか。納得できる回答が得られないなら不許可にするのが筋だ」「(村岡知事は)県民の立場で判断すべきだ」など、中電の筆頭株主でもある県の対応へのいらだちや不満の声が相次いだ。

(2015年5月16日朝刊掲載)

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