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島根原発2号付近 断層調査結果報告 中電、規制委に

 中国電力は15日、島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町)近くの海域にある三つの活断層について、長さを評価し直した追加調査結果を原子力規制委員会に報告した。規制委側は、より詳細な資料で再度説明するよう求めた。

 再稼働の前提となる審査会合が東京都内であり、中電側が音波探査の解析図などを示して説明した。北西にある活断層を総延長約51・5キロから約48キロに、東の鳥取沖西部断層を約37キロから約33キロにそれぞれ縮めた。一方、西にある大田沖断層は約47キロから約53キロに伸ばした。

 規制委側は、断層端部の詳細なデータなどを追加で示すよう指摘。長さを確定するため、議論を続ける。昨年3月の会合で規制委の指摘を受け、中電は昨年5月から9月にかけて追加調査を実施していた。

(2015年5月16日朝刊掲載)

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