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鳥取県が中電に安全の確保要請 島根原発1号廃止計画

 鳥取県は15日、中国電力島根原子力発電所1号機(松江市鹿島町)の廃止措置計画で、中電に安全確保を最優先に進めるよう、申し入れた。

 県危機管理局の城平守朗局長が、県庁を訪ねた中電鳥取支社の芦谷茂支社長に文書を手渡した。廃炉作業の安全対策を実効性があるものとし、使用済み核燃料など放射性廃棄物の処理については、県や原発30キロ圏内の米子、境港両市の理解を得ることなどを求めた。

 中電が廃炉を決めた3月にも、県は厳正な安全管理を文書で要請した。今回の趣旨について城平局長は「県が廃炉に重大な関心を持っていることを中電に示すため」としている。

(2015年5月16日朝刊掲載)

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