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審査書案 あす公表 伊方原発新基準適合へ 規制委が発表

 原子力規制委員会は18日、再稼働の前提となる審査を進めている四国電力伊方原発3号機(愛媛県)が新規制基準を満たしていると結論付けた「審査書」案を20日の定例会合で公表すると発表した。規制委員らが了承する見通しで、事実上の審査合格となる。九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)に続く3例目。

 規制委は審査書案の公表から1カ月間、科学技術的な意見を一般公募した上で審査書を完成させるため、正式な審査合格は今夏になる見込み。今後、設備の詳細設計をまとめた工事計画などの認可に加え、地元同意も必要となるため、再稼働は早くても今冬以降となる見通しだ。

(2015年5月19日朝刊掲載)

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