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岩国市 情報収集急ぐ オスプレイ着陸失敗

 普天間配備のオスプレイの経由地となっている米海兵隊岩国基地(岩国市)を抱える山口県と岩国市は18日、事故の詳細を中国四国防衛局に照会するなど情報収集に当たった。岩国基地の監視活動を続ける市民団体は国内での飛行中止、配備撤回を求める。

 村岡嗣政知事は「安心安全の確保、住民の不安の解消がまず重要。情報を踏まえて市と協議し、必要な対応を取りたい」と述べた。白木勲副市長は「同型機が岩国基地に飛来していることもあり、大変遺憾。原因究明と安全運用に努めてほしい」と求めた。

 市民団体「リムピース」共同代表の田村順玄岩国市議は「オスプレイの危険性があらためて立証された」と指摘。市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」は19日にも、オスプレイの飛行中止や国内の配備撤回を米国などに求める予定でいる。(野田華奈子、村田拓也)

(2015年5月19日朝刊掲載)

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