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文書記述回復へ「引き続き努力」 岸田外相 NPT素案「広島・長崎訪問」

 岸田文雄外相は19日の記者会見で、NPT再検討会議の最終文書の素案から削除された政治指導者たちの被爆地訪問を呼び掛ける記述の回復に韓国も消極的な考えを示したことに関し、「被爆の実相に触れることは、核軍縮・不拡散の機運を高める上で有意義だ」とあらためて反論した。

 岸田氏は、記述回復に向けて「引き続き努力する」と強調。日本などが主導する非核保有12カ国でつくる軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)のメンバー国と協力し、削除を働き掛けた中国を含めて理解を得るよう努める考えを示した。

(2015年5月20日朝刊掲載)

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