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熊野筆で平和願う大書 広島大付属小6年生 11月の文化祭向け練習

■記者 木原由維

 広島大付属小(広島市南区)の6年生80人が11月の文化祭で、巨大な紙に熊野筆を使って平和メッセージをつづるパフォーマンスを披露する。青少年育成県民会議の「夢配達人プロジェクト」の一環。夢実現へ「平和」などの文字を書く練習を重ねている。

 地元の伝統工芸を生かした平和発信をしようと、中村萌音さん(12)が提案。1日には、書写教育研究家の松本仁志広島大准教授(47)から助言を受け、筆の運び方などを練習した。これまでに熊野町の筆の里工房も見学している。今後、原爆資料館での学習を踏まえ、メッセージの内容を練る。

 五日市高(佐伯区)の書道パフォーマンスをみて憧れたという中村さんは「本番が楽しみ。広島から世界へ向けて平和をアピールしたい」と意気込んでいる。

(2011年7月5日朝刊掲載)

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