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旧崇徳中4年の被爆体験記寄贈 市に新原さん

■記者 金崎由美

 学徒動員先で被爆した旧崇徳中4年生の同級生の被爆体験記をまとめた広島市安佐南区の新原清人さん(81)が、広島市に体験記30冊を寄贈した。

 新原さんは昨夏、高齢化に伴いクラス会を幕引きした節目として体験記集を提案。執筆に応じた17人分を集録し自費出版したところ、大きな反響があったため、さらに多くの人に読んでもらおうと市への寄贈を決めた。

 新原さんは「語りたくない体験だったが、この年齢になり、残しておきたいと思えるようになった」と話した。市は市立図書館や市公文書館、原爆資料館の情報資料室などで活用する。

(2011年7月7日朝刊掲載)

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