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■記者　荒木紀貴

　菅直人首相は７日の参院予算委員会で、８月６日に広島市である平和記念式典に出席すると表明した。９日の長崎市の平和祈念式典にも出席する。原発事故で核エネルギーが問い直される中、被爆地で発する政府のメッセージが焦点となる。

　菅首相は「広島、長崎の原爆の日には昨年も出席した。できるだけ万難を排して広島、長崎の式典には出席したいと考えている」と述べた。民主党の大久保潔重氏（参院長崎）の質問に答えた。

　菅首相は昨年、民主党の首相として初めて両式典に出席。当時の秋葉忠利広島市長が求めた非核三原則の法制化に関して、長崎市での記者会見で「これまでの経緯を含めて私なりに検討したい」と述べた。

（２０１１年７月８日朝刊掲載）