×

ニュース

四国五郎さん追悼の80点 三原で企画展始まる

 広島県三原市大和町出身で昨年3月に89歳で亡くなった、画家四国五郎さんの作品を集めた企画展が22日、同市城町の市民ギャラリーで始まった。市と市教委の主催。6月7日まで。入場無料。

 4月に広島市中区で追悼・回顧展を開いた団体の協力を受けた。平和への願いを込めて描き続けた母子像や絵本「おこりじぞう」の原画など約80点が並ぶ。抑留されていたシベリアから持ち帰ったリュックサックなどの資料、広島市に移るまで幼少期を過ごした大和町の実家を描いた作品も展示している。

 三原市中之町の前田由理さん(41)は「おこりじぞうは読んだことはあったが、原画は迫力が違う」と見入っていた。(鴻池尚)

(2015年5月23日朝刊掲載)

年別アーカイブ