×

ニュース

「主張の一部 認められず」 原爆症認定で厚労相

 塩崎恭久厚生労働相は22日の記者会見で、原爆症の認定申請を却下された白内障を患う広島県内の被爆者2人を原爆症と認めた20日の広島地裁判決に関し、「国の主張が一部認められなかった」との認識を示した。

 塩崎氏は、控訴するかどうかについて「判決内容を精査し、関係省庁とよく協議した上で決めたい」とした。また、日本被団協などが求めている原爆症認定制度の抜本改正をめぐっては「これまでの検討の経緯がある。そうした要望を十分意識しながら、今後どうするかを考えたい」と述べるにとどめた。

(2015年5月23日朝刊掲載)

年別アーカイブ