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原子力防災訓練 10月23・25日に 島根県が実施日示す

 島根県は22日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の事故に備え毎年実施している原子力防災訓練を、本年度は10月23、25の両日に開く考えを示した。昨年度は1日で実施したが、日程に余裕を持たせるため、2013年度と同じ2日間とした。

 この日、原発30キロ圏の島根、鳥取県と両県6市が松江市で開いた関係機関との会議で報告した。23日は事故発生時に対策本部を設置するなど行政の初動対応訓練、25日は原発30キロ圏の住民を対象に圏外への避難訓練を予定する。

 県原子力安全対策課の奈良省吾課長は「1日で実施した昨年の訓練で、初動対応訓練と避難訓練が同時進行し分かりにくいとの声があった」と説明した。このほか、6月に屋内への放射性物質の侵入を防ぐ放射線防護工事を終える県庁の設備の動作確認も予定する。

(2015年5月23日朝刊掲載)

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