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世界平和 市民から発信 連続講座に学生ら75人 広島市中区

 原爆被害や平和について学ぶ連続講座「ヒロシマ・ピースフォーラム」が23日、広島市中区の市まちづくり市民交流プラザで始まった。世界平和に向けてできることを市民に考えてもらう目的で、広島平和文化センターが主催する。大学生から高齢者まで75人が7月まで6回受講する。

 初回は同センターの小溝泰義理事長たち3人が、広島の復興の歩みや核兵器をめぐる世界情勢を解説した。

 小溝理事長は2014年1月時点で約4千発の核兵器が世界に実戦配備されていると説明し「核兵器を使うとどんなむごいことが起こるのか十分理解されていない」と強調。核兵器廃絶実現には、市民レベルでの発信も必要と訴えた。

 グループ討議もあり、中区の団体職員橋本優香さん(41)は「仕事で外国人と会う機会が多い。広島の歴史を伝えられるようしっかり学びたい」と話した。(久保友美恵)

(2015年5月24日朝刊掲載)

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