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米議員スタッフ 広島原爆資料館見学 慰霊碑に献花も

 米国の上院、下院議員の政策スタッフたち6人が24日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学した。被爆者の体験も聴き、原爆被害の実相に触れた。

 広島平和文化センターの小溝泰義理事長の案内で資料館を巡った。原爆投下直後の広島市街地の模型や黒焦げになった弁当箱などを約1時間かけて見た。原爆慰霊碑に花束を手向け、8歳の時に爆心地から約2・4キロの場所で被爆した小倉桂子さん(77)=中区=の証言にも耳を傾けた。

 2008年に広島市を訪れたナンシー・ペロシ前下院議長のチーフスタッフを務めるロバート・エドモンソンさん(30)は「展示や証言から平和の大切さを訴える力強いメッセージを感じた」と話した。

 60人以上の議員が所属する「米国議会日本研究グループ」の研修プログラム。30日まで滞在し、日本の国会議員や有識者と安全保障や経済などをテーマに意見交換する。(有岡英俊)

(2015年5月25日朝刊掲載)

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