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「戦争とは」若者が学び・議論 ふくやまピース・ラボ 中・高・大21人参加し開講

 福山空襲や平和について、福山市内の若者が学ぶ連続講座「ふくやまピース・ラボ」が24日、同市丸之内の市人権平和資料館で始まった。中高生と大学生計21人が、戦争や平和について自分の考えを話し合った。

 354人が亡くなった福山空襲に関する同館の展示を見学した後、4班に分かれて「恒久平和を実現するために私たちにできること」をテーマに意見を出し合った。

 「全国や海外の人にも戦争の認識をアンケートする」「平和の願いを書いた看板を設置する」など、班でまとめた活動計画を発表。その中から①戦争の加害について学習②本や歌を作って平和の大切さを発信―を、講座のプログラムに追加することを決めた。

 精華中3年前田ほのかさん(15)=松永町=は「学んだことを多くの人に知ってもらうため、紙芝居や絵本などにして発信していきたい」と話していた。

 ピース・ラボは来年1月中旬まで計15回程度開き、空襲体験の聞き取りや戦跡巡りなどもする。次回からの参加も受け付ける。(衣川圭)

(2015年5月25日朝刊掲載)

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