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核廃絶や原発事故討論 来月の原水協系世界大会

■記者 岡田浩平

 日本原水協などの原水爆禁止世界大会実行委員会は13日、東京都内で運営委員会を開き、8月に広島、長崎両市で開く大会の内容や海外代表を決めた。

 広島市での国際会議(3~5日)では、全体会議の3議題のうち二つは核兵器廃絶に焦点を当て、核兵器禁止条約の交渉開始に向けた運動策などを討議する。もう1議題は福島第1原発の事故を受けて放射能被害の根絶などを被爆者、福島の被害者らで討論する。分科会でも深める。

 「世界大会―広島」(6日)では核兵器廃絶へ被爆者や海外代表らが発言。今年のメーン大会となる「世界大会―長崎」(7~9日)も核兵器廃絶を主テーマとしつつ、東日本大震災や原発事故の被害者らの報告や、放射能汚染の対策などを取り上げる分科会もある。

 海外代表は大会期間中、現時点では22カ国の83人を予定。キューバ革命の指導者チェ・ゲバラの娘のアレイダさんらが参加する。

(2011年7月14日朝刊掲載)

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