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町長選 9月6日投開票 山口県上関 現職の動向が焦点

 上関町選管は28日、任期満了に伴う町長選の日程を9月1日告示、6日投開票と決めた。2011年の福島第1原発事故を受けて中国電力上関原発建設計画の中断が長期化する中、現在3期目の現職柏原重海氏(65)の動向が焦点となる。

 原発計画が1982年に浮上して以降、過去9回の町長選はいずれも原発推進派が勝利している。推進派が支えてきた柏原氏は現時点で進退を明らかにしておらず、6月に予定される町議会定例会で表明するとみられる。反対派は柏原氏の動向を見極めて候補者擁立を判断する。

 上関原発は福島の事故直後に準備工事が中断。その半年後にあった前回町長選は全国的な注目を集めた。柏原氏は建設推進の立場を維持。計画に反対した無所属新人を退けた。

 選挙人名簿登録者数は4月2日時点で2917人。町議補選(1人)も同じ日程で実施する。(井上龍太郎)

(2015年5月29日朝刊掲載)

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