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学んだ悲劇 伝える決意 福山ホロコースト記念館 高校生ら発表

 福山市御幸町のホロコースト記念館で活動する学生ボランティアグループ「スモールハンズ」が30日、米国での研修旅行の成果を同館で発表した。

 3月27日から4月3日までの間、福山市や尾道市、神戸市の小、中、高、大学生13人が参加。米国のニューヨーク市とヒューストン市を訪れ、ホロコーストの生還者から話を聞いたり、現地の学生と交流したりした。

 この日の報告会では、集まった保護者たちを前に9人が壇上に立った。米国のホロコースト記念館を訪れた際の写真や、劇を通して外交官杉原千畝を紹介した様子などをビデオ上映。感想も発表した。

 広島大付属福山高2年吉田さやかさん(16)は「米国でユダヤ人ではない人がホロコーストを伝えている姿を見て自分たちと重なった。平和への思いを大切に、今後も多くの人に事実を伝えたい」と決意を新たにしていた。(福田彩乃)

(2015年5月31日朝刊掲載)

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